コロナ禍で通常より制限が多い状態で出産が行われます。我が家のケースでは大学病院での出産ですが、まず通常の定期健診であっても、原則として付き添いは認められませんでした。そのため、付き添い者は待合室で待っている必要があります。
もちろん入り口には消毒、検温設備があり、そこを通過してから受付を行いますが、そのあとの産婦人科の診療室は妊婦しかはいれません。しかし、特別に説明を聞きたいとき等は医師の承諾を経て一緒に入ることができます。私は最初に先生に挨拶するとき、途中で担当の先生が移動のため次の先生に変わったとき、また出産は帝王切開で産むことが決まっていたためその術式の説明を受けるときは一緒に説明を聞かせてもらえました。
帝王切開は切開の方法、手術のリスクの確認、輸血があった場合の処置等の説明があり、同意書もありました。出産時に筋腫等があった場合、一緒に取ることがあると聞いたことがあったので、先生に聞いてみたところ、出産時は通常の状態と違って母体が非常に危険なので、帝王切開時に他の処置を一緒にするようなことはしないと説明を受けました。母体の安全が第一ですので先生の指示に従います。
産婦人科では助産師さんとの面談もあり、今後の心得やおむつの替え方なども教えてもらえます。1時間の面談なのですが非常に忙しくあっという間に終わってしまいました。新しいことだらけなので、何が何だかわからない状況です。しかし事前にそういった説明を受けることで少しづつ知識が蓄積されていくため、非常にありがたい面談だったと思います。コロナ禍でなければ、もう少し集団での講習もあったようなので、少しでも実施してもらえた病院には感謝しています。
待合室は妊婦さんがいっぱいいますが、座席もそれに応じて配置されています。しかし時に座席以上に妊婦さんがくることもあります。3人席ですがコロナのため2人くらいしか座りません。そのため2人できていればその2人でワンブロック使うことになるのですが、座席が足らなくなると例えば知らない妊婦さん2人がそのワンブロックの端と端に座ったります。ところがそういった場合になぜか旦那さんが端に他の人を座らせまいとじゃまをする人がいたんです。コロナ禍で近くに座らせたくないのかもしれませんが、おなかに赤ちゃんがいて体が重い妊婦さん優先なのに、それを座らせないようにするのは信じられません。すぐに他の席があいたのでそこに移動していましたが、なんだか信じられないような光景でした。
入院前にはコロナ陰性かどうかを確認するため前日にPCR検査を行います。PCR検査で陰性でない場合は対応が異なるとのことでした。朝検査して夕方結果がでるのですが、結果がでるまでは気が気ではなかったです。結果は無事陰性で特に早産の危険性はなかったため、無事予定どおりの入院となりました。付き添いは夫のみで荷物を持って病棟の入り口までとなります。私は荷物を看護士さんにお願いして会社に向かいました。
次は手術当日の朝に会えるとのこと。午前中の手術予定なので、その前に病院に着いている必要があります。絶対に寝過ごせないので緊張が走りました。前日はあまり長く会社にいないようにして、早く帰って早く寝ることにしましたが、なかなか寝れないんですよね。大学病院で担当の先生のベテランの先生なので、リスクは低いと思いますが、初めての出産で母子ともに安全であることを祈っていました。